- 年収ダウンの転職は失敗ではありません
- 大事なのは、年収ダウンをいくらまでダウンさせれば良いのか許容範囲を見極める事です
- 年収ダウンの許容範囲を見極め、できるだけ年収を下げずに転職できるように最善を尽くすことをおすすめします
転職したいけれど、今よりも年収が下がってしまう求人に応募すべきなのか。
そこに内定をもらえたとして、果たして転職していいのか悩みますよね。
自分の悩みを解消するために、または目的をかなえるために転職はされるものだと思います。
でも、転職理由を満足できたとしても年収が大きく下がってしまうと今後の人生に大きな影響を与えてしまいます。

「年収(お金)=選択肢の幅」です。
年収が下がってしまって今後の人生の選択肢が狭まってしまってはいけません。
ですが、ある程度は許容しないといけない場面もやはりあります。
「どうしたらいいんだろう」と悩まれていると思いますので、転職で年収ダウンをどこまで許容するべきなのか、お伝えしていきたいと思います。
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年収ダウンの許容範囲は、望んだ人生設計ができる範囲

転職で年収ダウンしてしまう場合の許容範囲は人生設計が大きく狂わないレベルかどうかだと考えます。
人生設計と言いますと、結婚・子供・住宅といった今後のライフプランを考えた時に必要なお金はどれくらいだろうか?生活は成り立つのか?という見通しを立てる事です。
これが成り立てばOK、成り立たなければ人生設計を見直すか転職先に選ばないべきと言えます。
年収数十万減少はよくある事
転職した時に年収が数十万円下がることはよくあります。

僕も転職した時には年収が下がりました。想定では据え置きか上がる見込みでしたが・・・
しかし、年収が下がることを前提に考えて転職してしまうのはNGです。
転職で目指す目的があって、その目的が達成できた妥協点として年収ダウンであればOKですが、年収ダウン前提の転職活動は、異業種など条件・場合によりますが良くはないでしょう。
年収ダウンが100万円以上だと注意!
年収ダウンが100万円以上の金額だと注意が必要です。
何故かといいますと、転職後の生活レベルが大きく変わってしまうからです。
異業種の転職や、初めての職種の場合には条件が多少不利になることもありますが、100万円以上下がってしまうと考えた方が良いです。
概算ですが、30歳の人が100万円年収ダウンして転職すると、今後の収入が3,500万円(100万円×35年)以上変わります。
年収の上り幅が会社に差がありますが、これくらい差が出ると家が1件建ってしまうくらいの金額なので大きな差ですよ。
年収100万円ダウンするときは今後の収入が3,500万円以上差がでても許容できるかを考えた方がいいですよ
年収ダウンは失敗ではない!大事なのは転職で目的が達成できるか否か

年収だけをピックアップして転職が成功・失敗とは言えません。
転職したい理由があり、その目的を叶える結果として年収が下がるという場合が多いです。
大前提!転職する目的が叶えられる?
まず年収ダウンでも転職が成功と思えるためには、転職する目的がしっかりとかなえられるかどうかが重要です。
- 人間関係を何とかしたい
- 出世できない
- もっと成長できる職場にいきたい
- 衰退産業だから今後が不安
など、今の仕事や会社に対して不満に感じている事を転職で解決できることが大前提です。
この方も労働環境の改善をしたくて年収が下がってでも転職をして満足されていますね。
例えばですが、転勤が多い会社が嫌で転勤がない会社に勤めたいと思った場合、少し年収が下がっても目的が達成できるのであれば後悔しない転職になりますよ。
年収下がって転職し、満足している人の声
年収ダウンの転職でも満足されている方は、しっかり自分の目的を叶えられている場合ですね。
特に、労働時間が改善されて満足されたという声を多く見かけました。
ツイートにもあるように、時間はとても大事です。
生き方の問題なので、年収が下がっても自分の目的が達成できるのであれば、転職成功だと感じますよ。
年収ダウンの転職で後悔するケース

実は年収が下がった転職で後悔をしている人はあまり見かけませんでした。
それよりかは、時間ができたなどの良い面を発信されている方が多いです。
しかし、年収ダウンの転職を選んだにもかかわらず、「前の会社の方が良かったかも・・・」と後悔してしまうケースがありますので、お伝えしますね。
転職で新たな悩みが発生する
後悔してしまうケースとしては、人間関係、仕事内容、将来への不安など転職先で新たな悩みが出てきてしまうことがあります。
- 人間関係が嫌で転職→転勤が多くて家庭崩壊に
- 仕事内容が不満で転職→転職先の人間関係で悩む
- 責任ある仕事をしたい→激務で休日も少なく不満
など、数えればきりがありません。

僕も転職してから「転勤」という新たな悩みが出てきました。
このように、転職先に行くことで条件が代わり新たな悩みが発生してしまいそうなケースもあります。
転職前と同じ問題を抱える可能性
転職先で同じ問題を抱えてしまう可能性があります。
それが、募集条件以外の部分で、仕事内容や会社の競争力、人間関係など定量的に表せない部分です。
年収ダウンしたのに同じ問題を抱えてしまったら何のために年収を下げてまで転職をしたのかわからなくなってしまうので注意です。
人間関係
たとえば、上司との相性が悪く転職をした場合、新たな職場でまた相性の悪い上司にあたってしまったら元も子もありません。

そうなると何のために転職をしたのかもわかりませんし、後悔するしかありません。
なので、人間関係で転職する場合は注意したほうが良いですね。
業界や競争力に限界を感じた場合
今の会社が業界的に競争力が無かったり、今後の先行きが不安になって転職する場合にも注意です。
転職先でも会社としての競争力が低いなどの同じような問題を抱えているケースがありますので、また同じ問題を抱えないかを注意してください。
転職先は明るい未来しか見えません。
ですので、あえて批判的な目線で転職先の事を見定めて応募したり内定を受諾するかを決められると良いと思いますよ。
家族の風当たりが強くなった
逆に後悔するケースとしては、年収が下がった事で、家族からの風当たりが強くなった・・・という事くらいです。
こう見ていくと、年収が下がった転職をされる方はそれなりに覚悟をして転職されているように感じます。
なので、年収が下がった事にたいしては後悔は少ないんだと思いますね。
年収が下がった後の人生設計がうまくできるのであれば、労働環境を変えたり新しい業界へチャレンジする転職は全然良いものだと感じますよ!
方法1:ライフプランシミュレーション:年収が下がっても生活レベルは維持できるのか?

転職の目的を叶えられたとして、年収ダウンで成功と言えるかどうかは生活レベルが維持できるか、理想の人生設計ができるかどうかによります。
特に、家庭を持っている30代の転職なら特に大事です。
年収ダウンで生活レベルが下がるかを明確にしよう
年収ダウンの転職を選ぶ場合、その年収であなたの今後の人生設計が希望通りに行くのかをざっくりでいいので考えてみましょう。
20代のうちはまだいいですが、30代になると結婚・子供・住宅購入など家族との時間やお金に関することは切っても切れません。
今の収入から下がるのが不安な気持ちはわかりますが、漠然と不安になっていてもしょうがないです。
なので、まずはライフプランが自分の希望と合うのかを算出しましょう。
例えばスルガ銀行の「ライフプランニングシミュレーション」サイトでは細かく入力していくと果たして今後の人生お金が足りるのかを簡易的にですがシミュレーションすることができます。

下の図は僕がシミュレーションした図です。共働きなので何とかやっていけるという感じです。


年収が下がり生活レベルが変わらない
ライフプランのシミュレーションを年収が下がった時を想定してシミュレーションされると良いです。
それでも収支が黒字であれば、今のところで住み続けて、生活レベルを変えずに転職が可能と言えますよ。
試しに僕のケースで年収500万円・共働き状態から僕の年収を400万円までさげてみました。

すると、死ぬまでのお金はギリギリ大丈夫の様です。
ただ本当にギリギリなので何か少しでも大きなお金が発生する予想外のイベントが発生するとアウトです。
ですので、このようなギリギリになってしまうなら人生設計を見直さないといけません。
年収が下がり支出も下がる(田舎へ帰る場合など)
例えばですが、地元へUターン転職を希望するも年収が下がるというケースもありますよね。
そういうケースでは年収も下がるかもしれませんが、出費の内訳も変わってきます。
例えばですが、都会から田舎へ移ったとして、車が無いと生活できないので生活費は若干上がりますが、住宅購入時の土地の値段が下がるとして計算すると、支出の総額は減ります。

夫婦共働きでの算出ですが、この場合だと、年収が100万円下がっても、奥さんが正社員で働くことができれば生活可能です。
しかし、田舎へ移住し奥さんがパートで働くことになると勝手が代わり、生活レベルを下げないと生活が難しいかもしれません。

年収100万円ダウン・奥さんがパートだと将来的に収支が赤字になるので完全に成り立ちません。
なので、田舎へ移住して支出が減っても収入が減りすぎると成り立たなくて後悔する事になるので注意してください。
方法2:転職エージェントを使って年収の交渉をしてもらおう

2つ目の方法としては、年収が大きく下がらないように入社前に企業と交渉する事です。

ただ、転職する側の僕たちからすると、年収を主張したら内定をもらえないのではないかと不安にもなりますよね。
なので、転職エージェントを利用するわけです。
転職エージェントでは、僕たちに変わって企業と年収の交渉をしてくれますよ。
自分で応募すると年収ダウンになるが、転職エージェント経由で活動して年収が維持できることも往々にしてあります。
なので、転職活動をする際には転職エージェントを利用して活動するようにしましょう!
リクルートエージェント

運営会社 | 株式会社リクルートキャリア |
利用 | 無料 |
カウンセリング時間 | 09:00〜20:00 ※キャリアコンサルタントの出勤日によって土日もOK |
求人数 | 公開求人:96,000件 非公開求人:約100,000件 ※2020年9月時点 |
登録者数 | 約87万9000人(2018年度実績) |
対応地域 | 全国(札幌・仙台・栃木・埼玉・東京・千葉・横浜・静岡・名古屋・大阪・京都・神戸・岡山・広島・福岡) |
リクルートエージェントはリクルートが運営している転職エージェントです。
僕も利用したことがありますが、求人数も多くカウンセリングをしていただいた方もとても感じのよい方でした。
- 転職エージェント
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doda

運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
利用 | 無料 |
カウンセリング時間 | 09:00〜20:00 ※キャリアコンサルタントの出勤日によって土日もOK |
求人数 | 約10万件 |
登録者数 | 561万人※2020年6月時点 |
対応地域 | 全国(札幌・仙台・東京・横浜・名古屋・大阪・京都・神戸・岡山・広島・福岡) |
DODAもリクルートエージェントと同じくらい有名ですね。
僕も利用しことがありますが、紹介してもらった求人はリクルートエージェントと同じくらいの数をご紹介いただきました。
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JACリクルートメント

運営会社 | 株式会社 ジェイ エイ シー リクルートメント |
利用 | 無料 |
カウンセリング時間 | 09:00〜20:00 ※キャリアコンサルタントの出勤日によって土日もOK |
登録者数 | 新規登録約8万人 ※2018年実績 |
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JACリクルートメントはdodaなどの転職エージェントと少し違い、管理職や経験を積んだ方、外資の会社への転職に強みを持っている会社です。
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まとめ
年収ダウンの転職の許容範囲についてお伝えしました。
許容範囲は望んだ人生設計ができる範囲です。
ライフプランシミュレーションなどを使って、人生設計を大まかにしておき、今の生活レベルからどれだけ下げられるのかをシミュレーションしましょう。
そのうえで、どこまでが限界かを見定めて企業を選んだり、年収の交渉をしていくと良いですよ。
転職エージェントを使って転職活動をすれば、企業との年収の交渉をしてもらえるので自分ひとりで活動するよりも年収を上げやすいですよ。
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