「まじめに仕事を頑張るのって意味ないんじゃない?」
「仕事頑張っている方がバカをみるよ」
そんな気持ちになるのもわかります。
給料が変わらなかったり、今のご時世で将来に不安をもっていると「このままでいいんだろうか?」という気持ちになって、仕事も頑張っても意味ないんじゃないかと思ってしまいますよね。
世の中も「仕事頑張るなんて非効率的、そのパワー使って起業しようぜ」って声もよく見かけます。
ですが、果たしてそれは本当なのでしょうか?本当に仕事を頑張ることに意味はないのでしょうか?
僕はサラリーマンや脱サラして自営業もしましたが、結局は仕事は頑張った方がいいと思う派です。
この記事では僕の経験も踏まえて、仕事を頑張っても本当に意味がないのか、お伝えしていきたいと思います。
仕事で頑張るとは?
まず仕事で頑張るとは、目の前の仕事に真剣に取り組む事だと僕は思っています。
「頑張る」を必要以上に捉えると、時間をかけるとか、自分にプレッシャーをかけるとか、そういう事になってしまいます。
ですが、会社員にしろ、自営業にしろ、仕事は対価としてお金をもらっているわけです。
お金をもらっている以上は一定の成果を上げる必要もありますし、それに見合うだけの行動が必要だと思います。
それが、今の自分にできる仕事をこなすことになると思いますので、仕事に真剣に取り組む事だと僕は思っています。
そういう論調で進めていきます。
仕事は適当にサボったらいいなんて正気ではない
「仕事をサボってマンガやYOUTUBE見ようぜ」みたいな意見もありますが、正気か?と思います。
サボっている間には成長もできないし自分の市場価値は伸ばせません。
サボっている間に成長できなければ、たいしたスキルも伸びないまま年を重ねる事になりますよ?
サボって成長できていないと、本当に貴方は価値のない人間になります。
仕事をサボりまくっている人が起業で成功できるわけない
例えば、能力を上げれないまま転職を希望しても、今の会社よりいいところには入れませんし仕事も見つけられません。
起業で言うと、仕事中にサボってマンガやYOUTUBE見るくらいの覚悟感で「起業したい」なんて言っているなら起業してもスキル不足やとメンタルが持たずにうまくいくはずありません。
独立して一人でやっていくのって会社員以上にキツイぞ
転職もせず、起業もせずに会社に残り続けるとしても、仕事をサボって避け続けているといい仕事なんて回ってくるはずもありませんし、昇格もしません。
給料も頭打ちですし、あまりに仕事をしないと報復人事もありえます。飼い殺しで薄給をもらっている人生になるわけです。
短期的な目線で「仕事頑張っても意味ねーからマンガ読んどこうぜ、給料かわらねーし」って意見がネット上にあることに僕は本気でヤバいと思いました。
そんな気でブログや資産運用しようなんて、成功するはずねーだろと思うわけです。
明らかに先を見据えた行動であるとは思えないです。
仕事を頑張るといい4つの理由
仕事を頑張るとこういったいい事があると思っていますし、実際に経験して感じます。
- 成長する
- 精神的にタフになる
- 市場価値が上がる
- 独立するときにも役立つ
このように、実はいいことが多いんです。
絶対自分の成長につながる
仕事を頑張れば絶対自分の成長につながります。
僕はこれまで自慢ではありませんが会社員と自営業のどちらも経験しているのですが、仕事をしっかり頑張ってきて成長してきたと感じています。
- 自分じゃ少し超えられそうもないハードルを超えられる
- スキルが身につく(エクセル・パワポ・アウトルック・営業力・交渉力など数えきれません)
- 周りを巻き込んで仕事をする力が養われる
- 自分に自信がつく
簡単に書きましたが、会社員で仕事を頑張っていると自分のスキルがどんどん伸びていくのがわかります。
昨年できなかったことができるようになりますし、「こんな事頑張ったな」と自分を誇れるようになります。
それに、仕事を頑張るといろんな業務を工夫してこなしていくので様々なスキルが身につきます。
先ほどお伝えしたように、エクセルやパワポも腐るほど触ると工夫することを覚え、自然と上手になります。
こういった単純なこともそうですが、経験値も増えるため仕事を捌く力や判断基準・決断力もついてきます。
これは本当に大きく、20代前半の僕には持っていなかった力を仕事を頑張ったおかげで身に着けることができました。
タフになる
仕事を頑張るとヘビーな仕事に取り組む事も当然あります。
ヘビーな仕事とは、とにかく精神的にもキツイ仕事なのですがヘビーな仕事を乗り越えたら一回り成長するんです。
つまり精神的にタフになるので、何をするためにも役立ちます。
これは本当に感じるところで、仕事を頑張っていなければキツいヘビーな仕事はこなせません。
逆に、きつい仕事をこなしていけば精神的なタフさが身についてきます。
僕も昔はお客さんの言いなりに近い状態でしたが、今はお客さんの言い分も聞きつつ、YES・NOがはっきり言える営業マンに慣れているのじゃないかなとも感じる次第です。
社会人・会社員になるとキツイ案件にも必ずぶち当たります。自営業をしている時にも、当然ありました。
例えばですが、お客さんからの値下げ要求を泣く泣く呑むしか考えが無かったころと5年後の今では全然違うなと感じます。
今だと回答を遅らせるとか、値下げの代わりに業務量を減らすとか、そういう交渉へ持ち込む事ができるのですが、過去の僕にはそのタフさや力量がありませんでした。
20代の頃に今のタフさを持っていれば、また違った人生もあっただろうなとも感じます。
それくらい、精神的な強さは大事だと思っています。
精神的なタフさを身に着けるには、冷や汗をかいたり、追い込まれてもなお踏んばって頑張ることをしないと身につかないんです。
そのためにも、仕事は頑張らないといけないと感じます。
自分の市場価値を上げられる
しっかり自分のスキルを伸ばして、精神的なタフさを持っていれば絶対自分の市場価値は上がります。
それは、社内・社外どちらでもそうで、どこでも求められる人材に近づくことが可能なのです。
例えば、入社5年目の27歳の転職者が面接を受けに来たとしてどちらを採用しますか?
- 客先、社内との交渉を常に行い粘り強く仕事をこなして来た人
- スキルは自社の2年目とほぼ同じくらいで特に響くエピソードが無い人
間違いなく前者を採用したいと思うはずです。
仕事を頑張るとスキルの向上スピードは速くなり、差は開きます。
そのうえ、精神的なタフさが身についていると採用したくなります。
社内でも同じことが言えて、必要な人材になって当然昇進対象にもなるわけです。
独立するためにも役立つ
脱サラして独立するときにも仕事で頑張った経験は絶対に活きます。
会社員で仕事を頑張り身に着けたスキルや精神的なタフさは独立するときにはなくてはならない経験だと思いますね。
いきなり独立してうまくいく人もいますが、そういう人も独立してからいろんな局面を乗り越えたり、人一倍に努力している人ばかりです。
起業や独立するという事は、他人との競争になります。
競争なので、他人と同じかそれ以下の行動しかしていないと競争から取り残されてうまくいかない可能性が高くなります。
人一倍、工夫して行動してこそ成功の道が開けます。
楽しいことばかりではなく、辛い事やストレスに感じることもとても多いです。
会社員時代に仕事を頑張っていれば、それを乗り越えられるための下地ができるので、仕事は絶対に頑張っておいた方がいいです。
仕事を頑張るのは本当に意味がないのか?
逆に仕事を頑張っても意味がないと感じる場面もあります。それは、短期的な目線で見た場合や頑張りすぎる場合です。
- 短期的には給料や評価は上がらない
- 長時間頑張りすぎると心身を壊す
こうなるので、短期的な目線ではなく、長期的な目線を持つ事や頑張りすぎない事が大事だと感じます。
短期的には意味が無いと感じることも
会社員をしていて、仕事を頑張るのが意味がないと感じる時はこういうときです。
- 残業代が出ない
- 評価されない
- 給料も上がらない
- 頑張っていない人と自分と一緒
残業代が出なかったり、給料が目に見えて上がらないのは意味がないと感じるかもしれません。
残業代が出ない事に関しては次の章でお伝えしますが、評価や給料面では仕事を頑張っているとスキルや周りの評判が上がっていきます。
すると、同じ会社にずっといるなら「頑張る人」と見てもらえるので良い人間関係ができて仕事はしやすくなりますし、昇格対象にもなりますので給料も上がっていきます。
逆に、頑張っていないと昇格対象にはしないので給料は上がりません。
短期的にみれば、給料や評価にかかわりは少ないですが、同じ会社で働くなら上がっていきます。
定時を過ぎて頑張るのはおすすめしない
頑張っても意味ないと共感できるポイントとしては、業務時間外にも仕事をすることです。
業務量が多すぎて残業しなくてはならない場合は苦渋の決断で仕事をしますが、基本的には定時を過ぎて残業ありきで仕事をするのは頑張っても意味がないと感じるポイントです。
- 過労で体調を崩す
- プライベートも犠牲になる
など、仕事以外の部分が犠牲になる場合があるからです。
あくまで仕事は自分のためにすることだと思いますので、その自分を犠牲にしてまで時間外の仕事を頑張る必要はないと思います。
日本には付き合い残業だったり、仕事量のかたよりで異常に仕事量が多い人もいますが、そういった場合は頑張らずに定時後の仕事がなくなるような行動をとっていかれるのをおすすめします。
適度に頑張るコツはメリハリ
精神的や時間に追い込まれないように
先ほど少しお伝えしましたが、業務時間外の時間を犠牲にし過ぎるのはよくありません。
頑張るなら出来るだけ定時時間内です。
そうじゃないと、会社に食い尽くされて心も体もボロボロになってしまいます。
はっきり言って、仕事は自分のために頑張るべきだと考えていて、会社のためや世間のために頑張る事はあまりおすすめしないんです。
理由は簡単で自分の自由がなくなり、自分の人生を楽しめなくなるからです。
自分の時間をコントロールして好きに生きていると満足度も高くなります。
会社のために頑張って時間を捧げたとしても会社との関係は良くなるかもしれませんが、家族や友人といったプライベートが犠牲になります。
会社とプライベートを両立させるためにも、頑張る時間は定時時間内にできるだけ留めておく事がよいと思いますよ。
定時時間内に頑張りまくる
定時後はきっちり帰るとして、定時時間内はめちゃくちゃ仕事を頑張るとバランスがとれます。
メリハリをつけられますし、仕事を頑張る事で能力も上がります。
それに業務終了後には自分の好きなこともできますので、趣味に生きたり、副業をするなどが可能です。
- 9~17時:仕事をめちゃくちゃ頑張る
- 17時~:自分の好きなことを取り組む(趣味・副業)
こうやってメリハリをつけて定時時間内に仕事に真剣に向き合って取り組む事がいいと思っています。
僕は仕事時間中はめちゃくちゃ頑張って、仕事が終わったら仕事のことは一切やらないという姿勢です。
自分で言うのもなんですが社内やお客さんからも信頼していただいていて、仕事も苦ではありません。
たまに仕事中に息抜きする事はありますが、仕事中ずっとサボってマンガやYouTubeばかりみてたら成長はしなかったと思います。
数年後に成長した自分になるためにも、定時時間内は真剣に頑張ることをおすすめします。
まとめ
仕事は時間内でしっかり頑張る方が未来を見据えたら絶対いいというのが私の考えであり、これまでの経験から感じる事です。
10年、20年先にも必要とされる人材になるためにも、今目の前の仕事に真剣に向き合う事がまずは大事かなと思います。
給料が変わらないからなどという短期的な目線で頑張らないのではなく、長期的な目線でメリットを感じてもらえたらと思います。
この記事が役立っていただけることを願ってます。