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自動車業界の仕事内容#5!量産開始の用語(SOP・LO)や業務内容

受注活動を始め、見積対応を行いイベント品の対応が終了したらいよいよ量産開始です。

タカヒロ

量産開始になれば、終わりではなくここからようやく売上が出始めます。

部品を量産開始という事は新規車種が量産開始になるので新しい車が世に走り出すことになりますから、自社製品が付いた車が世の中に走っていることがようやく見えます。

ここで初めて自分の仕事が世に出て行ったことがわかる瞬間ですね。

では、量産開始になればどういった業務があるのか、特殊な用語もありますのでまずは用語をざっとお伝えして業務内容に映ります。

目次

量産開始の用語(SOP・LO・MP)

量産開始の用語としては自動車業界では様々あります。

  • LO、L/O(Line Off)
  • SOP(Start Of Program)
  • MP(Mass Production)

どれも同じ意味です。

ですが、使う単語でカーメーカー毎に異なります。

  • LO:トヨタ系
  • SOP:日産系
  • MP:ホンダ系

部品メーカーはどのカーメーカーとも付き合いがある場合もあるので、どれを言っても通じるケースが多いです。

タカヒロ

SOPはいつですか?と聞けば通じるケースが多いですよ。

ですが、通じない場合もありますので通じなければ「量産開始時期はいつですか?」と言えば大丈夫です。

量産開始時の業務内容

量産が始まればまた違った業務も生まれてきます。

日々の納品対応です。

内示・確定注文、納品対応

量産がスタートすると、製品を納めるための納品対応を行います。

具体的には、3ヶ月前に内示情報を受領し、数日前に確定注文を受領します。

これが数年続きますので、日々の受注処理をする専門のアシスタントの方が居る会社がほとんどです。

各用語を詳しく説明しますね。

内示

翌月~3か月後までの各月・品番毎の数量情報をお客様から入手します。

タカヒロ

例えば、11月末に12月・1月・2月の数量情報を受領しますがこれが内示情報です。

これはどのお客様も確実に送ってこられるものなので、自動車業界では絶対あります。

ただ、「内示」という言葉なので、この数字が確定しているわけではありません。

内示の作成の大元は自動車の生産計画によるものなので、カーメーカーが生産計画を変更されると内示の数量が変化してきます。

例えば、8月時点では10月の内示数が1000個だったのに、9月になると500個になったり、逆に1500個になったりと変化することはざらにあります。

下請法が関係する会社だと内示数量で作ってあまってしまったものは、買取義務がありますが、上場している部品メーカーはそうではないので内示情報はあくまで目安情報になります。

しかしながら、生産計画を立てるためには必要なので非常に重要な情報ですよ。

確定注文

納期の数日前に確定注文がお客様から届きます。

この注文が正式な注文書として位置づけられます。

内示数と若干の差異が出ることはありますが、この確定注文通りに納品を行うことになります。

納期が早くても、遅くてもNGで、数量が過不足していてもNGです。

内示に合わせて部品を準備し、確定注文を見越して在庫を持ち注文に対応する事になります。

納品対応

納品の対応は基本的には倉庫に在庫をしている製品を物流会社を使ってお客様の指定工場へ納品する事になります。

倉庫も外部委託することが多く、自動車業界に慣れていらっしゃる業者さんに頼めば何ら問題なく運用できます。

お客様の現品票や納品書を製品に添付して納品作業をしてくださるので、なくてはならない業者さんです。

検収(代金回収)

納品作業が完了したら「検収」されます。

検収とは、商取引において、納品された品物が発注した通りの数量あるいは仕様で間違いないことを確かめ、その上で品物を受け取ることである。

引用:weblio

検収は製品が品質上問題なく受け入れられたことを意味していて、検収されて初めて売上になります。

検収されるための帳票が「納品書」であり、検収されると「受領書」が返送されて検収された証明書となります。

そして、検収された品番・数量と出荷した品番・数量を確認して初めてOKになります。

検収の確認作業

会社によって異なりますが、だいたいは月単位でお客様の検収内容と自社の売り上げ内容を突き合わせて問題ないかを確認します。

まれにあるのですが、売上ていて検収されていないケース(未検収)もあります。

そういった場合は、お客様へ申し入れ検収してもらうように交渉します。

製品を納入しているのに検収されていないとお客様が悪いので、早く検収してくださいとお伝えしていくことになります。

逆に、過剰に検収されているケースもあります。この場合もお客様へは検収の取り消しなどをお伝えして対応をしてもらう事になります。

不具合品の対応

量産品の納品が始まれば、どうしても不具合品が発生します。

発生原因・流出原因を対策して発生しないように努力しているのですが、それでも発生してしまいます。

1つでもNG品が納入されるとその不具合品に対して、対応を行う必要があります。

  • 不具合品の引き取り
  • 在庫(客先・社内)の選別
  • 発生原因・流出原因の特定、対策
  • お客様への報告

このように、対応を行うのですがご迷惑をおかけしているので急ぎの対応となります。

厳しいお客様だと不具合の報告について、部品メーカーから速報を当日中、正式な報告を1週間後というリードタイムで要求されます。

基本的には品質保証部が対応する事になりますが、ご迷惑をおかけしてしまうとこの様な対応になるので不具合品はできるだけ発生しないことが望ましいですね。

まとめ

量産開始後の業務や用語についてお伝えしました。

SOPやLO、MPなどメーカーによって変わる用語になりますが、基本的には「量産開始」と日本語で言えば絶対通じます。

また、量産開始後には自動車業界特有の内示情報・確定注文といった仕組みで量産品を納入する事になります。

このあたりが馴染みのない方にとっては難しいかもしれません。

量産品ですが、車がモデルチェンジになれば部品も生産終了になります。

そうなった時にはまた違った対応がありますので、また次の記事でお伝えしますね。

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