お金とやりがいどちらを大事にしたらいいんだろう?
転職するときは仕事を選べるので、やりがいを求めるのか、もしくはお金を求めるのかで悩まれると思います。
こんな感じで、並べてもどっちがいいのか正直わかりませんよね。
ですが、僕の意見としては仕事はまずはお金を大事にしたほうがいいです!
やりがいを求めすぎて、失敗した過去もありますので経験を踏まえてお伝えしていきたいと思います。
【結論】仕事はまずお金!やりがいは最低限で大丈夫!
僕の結論ですが、まずはお金を最低限考えるべきだと思います。
その次にやりがいを考えた方がいいのですが、やりがいは少し複雑です。
生活に幅が出る
まずお金を考えた方がいい大きな理由としては、お金があることで生活に幅が出ます。
- 趣味ができる
- 家族サービスに幅がでる
- 子供の教育にお金をかけられる
- 買うものをより良いものを買える
などなど、お金があると選ぶ選択肢がぐっと広がります。
逆に、お金が無いと必要最低限しか選ぶことができません。
必要最低限の生活で満足するには少々キツイですし、いざいろんな事にチャレンジしようとしたときにはお金はどうしても必要になります。
その時にお金が無いと話にならないので、仕事にお金を求めることは非常に大事だと思います。
やりがいはついてくる
やりがいは仕事をしていれば勝手についてきます。
後の章でもお伝えしますが、やりがいは定量的に測れない難しい指標です。
なので、自分の人生をよくするファクターの一つではありますが、やりがいだけを重視して幸せにはなれません。
「やりがいを感じて薄給で生きる」のは美しいように感じますが、こんなのは泥沼です。
やりがいだけでは生きていけません。美談であって現実的ではありませんよ。
お金が無いとまずは生活に困ってやりがいどころではないので、やりがいは二の次でよいです。
仕事には労働時間も無視できない
やりがいとお金で比較されがちですが、労働時間も非常に重要です。
可能であれば、労働時間は短い方がいいです。
ベストは高給料&やりがいあり&労働時間が短い
労働時間を加味したうえで、何が理想かを僕の主観で1位~8位まで順序を付けていきました。
順位 | やりがい | お金 | 労働時間 | 考察 |
---|---|---|---|---|
1 | 〇 | 〇 | 〇 | 全て揃っています、最高です |
2 | × | 〇 | 〇 | やりがいはなくとも、短時間でお金が稼げて非常に効率がいいです |
3 | 〇 | 〇 | × | 労働時間は長い事だけがネック。ほかはいいです。 |
4 | × | 〇 | × | 最低限お金が稼げる事は大事。ここからは選びたくないです。 |
5 | 〇 | × | 〇 | まだ労働時間が短いだけましかと思います。 |
6 | 〇 | × | × | いわゆる「やりがい搾取」状態です。 |
7 | × | × | 〇 | 副業すればまだ救われそうですが、転職をおすすめします。 |
8 | × | × | × | 今すぐ転職をおすすめします。 |
労働時間が短くお金が稼げる1位と2位はホワイト企業の可能性が高いですが、当然ですが入社するために必要なスキルや実績が必要なケースが多いです。
逆に、5位以下は正直転職をおすすめします。
お金の項目が「×」なのを「十分なお金が稼げていない」と定義すると、やはりその状態はおすすめしません。
将来的に年収600万円などまで稼げるといいのですが、ずっと年収300万円代だと家族を持ったりするときにはお金に困ります。
せっかく転職するなら労働時間も考えてやりがいとお金を天秤にかけていくと良いですよ!
仕事はお金で選ぶ事が大事な理由
転職で仕事や会社を選ぶ時にお金をまず考えておかなければならない理由をお伝えします。
最低限のお金が無いと生活できない
まず少し考えればわかると思いますが、最低限のお金が無いと生活できません!
いろんな家庭があるのでいくらないとだめというのはありません。
ですが、都心だと家賃などが高いので、交通費などがでなく奨学金の支払いなどもあれば大卒の給料でも生活がままならないケースもあり得ます。
なので、給料はバカにならないのです。
お金がないとプライベートが終わる
これは2つ後の章でお伝えしますが、やりがい搾取に合い年収が低くなるとプライベートが死にます。
- 趣味ができない
- 食べたいものも食べられない
- 旅行もいけない
- 結婚資金も貯められない
- 子供におもちゃを買ってあげられない
- 教育にお金を使えない
- 投資なんて全く考えられない
- 副業しようにもその資金がない
など、非常に困ります。
僕の同僚は4人の子供を持った父なのですが、家のローンや教育費などいろいろと出費がかさみ給料がすべて必要最低限でふっとんでいます。
このまま僕も4人の子供をもって家を買うとこうなるのかと思うと気が狂いそうになります。
こういった事を解消するためには、副業したり、奥さんと共働きで何とかするしかないです。
それで解決できれば良いですが、解決できない場合が多いです。
ですので、必要最低限の給料だと自分の人生に選択肢が出ずに食べるために仕事するようになります。
「なんのために働いているんだろう」と思うようになってきますので、給料は高い方が絶対いいです。
最低○○万円?ライフスタイルで変わる
では最低限の年収はどれくらいあったら良いのか大事ですよね。
最低500万円以上!とか言えたら良いのですが、人によって変わるので一概には言えません。
一つの算出基準として、自分の求めるライフスタイルをベースに考えてみると現実的です。
- 固定費(家賃・光熱費など):10万円
- 通信費(ネット・スマホ):1万円
- 食費:3万円
- 交際費:1万円
- 日用品:1万円
- 衣料品:1万円
合計:17万円/月
- 車(ローン・保険・駐車場):5万円
- 貯金&投資:2万
- 娯楽費:??円
プラスアルファで月7万円~
こう見ると、手取りで17万円ほどが暮らしていく最低限の費用になるかと思います。
最低限のレベルで大学新卒の初任給レベルです。
さらに、そのうえで車を買ったり貯金や投資をしたり、遊びに行く費用を持とうとすると7万円はプラスしなければなりません。
手取りで月24万円~になると、額面は約30万円ほどになります。
ボーナスが無いと年収では約360万円ほどになるでしょうか。
これくらいは最低限必要かなと思いますね。最低限度です。
これ以上に旅行に行ったり、デートしたり、飲みに行ったり、趣味をしたりとなるともっとお金がかかります。
最低でも一人暮らしで年収450万円はほしいかなと個人的には思います。
こういった形で、自分の生活をベースにしてどれだけの年収が最低限必要なのかを考えるといいです。
それに加えて、さらに年収があげられるようにしていくと、買うもののレベルを上げられたり、旅行の行き先も変えられたりするので、お金は本当に大事だと思います。
そもそもやりがいとは?
そもそもやりがいって何なのでしょうか?
年収は定量的に測れますが、「やりがい」って人が感じる気持ちですので測できませんよね?
ここでは、やりがいについて考察してみます。
結果が出る、成長を感じる時
やりがいを感じるのは「いい気持ち」になった時だと考えられます。
人間の脳は、美味しい料理を食べた時の「感覚的報酬」や、金銭を手に入れた時の「物理的報酬」の他に、誰かに認められるといった「社会的報酬」によってもドーパミンが放出され、快感を覚える仕組みになっています。
引用:マイナビニュース
つまり、仕事では結果が出た時の「物理的報酬」と誰かに認められた「社会的報酬」がやりがいであるのではないかと僕は思います。
物理的報酬
- 目標達成でのボーナス
- 高年収への誇り
社会的報酬
- 上司・同僚に認められた
- お客様に喜んでもらえた
- 目標の達成
- 人の役に立っていると感じる
例として上げましたが、このようなものがやりがいに感じる事だと思います。
どんな仕事でも「やってよかったな」と感じる時があると思いますが、物理的報酬か社会的報酬のどちらかを感じているときなのでしょう。
次にお伝えしますが、この2つはどんな仕事でも感じられます。
なので、やりがいは二の次で良いのです。
仕事のやりがいは後からついてくるから無視でOK
仕事にやりがいを求めるのはお金の次でいいと思っています。
やりがいは必要なのか、やりがいが無いとどうなるのかをお伝えします。
仕事ができる→役に立てる→やりがいになる
やりがいは後からついてくることは往々にしてあります。
先ほどお伝えした、やりがいには物理的・社会的報酬が根本にあります。
これらは、仕事ができるようになると、後からついてくるものです。
- 仕事ができるようになる
- 人の役に立てる・結果を出せる
- やりがい(物理的報酬・社会的報酬)
このように、仕事ができるようになると自然とやりがいは感じやすくなります。
逆に、あこがれていた仕事でもその仕事が全然できないようだとやりがいにはならないと感じます。
自分の力が人の役に立たなければ、そもそもやりがいなどにはならないわけです。
人間関係が良ければなんとでもなる
あと、仕事が嫌でも仕事の人間関係がよければやりがいは何とかなります。
僕は今の仕事に対して、仕事内容が社会に果たしている役割とか、そんなことは特になにも感じていません。
ですが、お客さんや同僚と仲良く良い関係を築けていると、それだけで「今の仕事いい感じだな」と感じます。
本当に仕事相手だけで変わります
仕事内容や扱う商品に関しては特に何も感じません。
少しは社会の役に立っているかな?というレベルです。
ですので、商材や業界でやりがいを感じるわけではなく、一緒に仕事をする人間関係でやりがいは変わるのだと感じますね。
一生続く事だから、やりがいのある仕事を選ぶ?
中にはあこがれている仕事や「こういう仕事にやりがいを感じる」という方もいらっしゃると思います。
果たして本当なのかわかりませんが、一生続く仕事を転職の際に求人票や業界で選べるかがわかりません。
やりがいはやってみないとわからないので、正直やりがいのある仕事を選ぶというよりは、やってみてやりがいを感じられるかどうかだと思います。
実際にやってみて、やりがいを感じると思っていたけど全然感じないとかはよくありますので、転職の際にやりがいを求める過ぎるのは注意が必要ですよ。
本当に嫌な仕事はNG
ですが、本当に嫌でやりたくない仕事に関しては選ばないほうがいいです。
僕は単純作業や肉体労働は本気でダメです。一生続けられる気がしません。
こういう仕事をされている方を批判しているわけではないのでご理解ください。
僕のは一例ですが、自分と本当に合わない仕事は選ばないほうがいいですね。
仕事は行ってみれば「作業」です。
営業も設計も生産管理も何かの作業をすることが仕事です。
例えば、営業だとお客さんと打ち合わせや見積、コスト交渉などが営業の作業です。
こういった作業内容が自分の求めているものと合わない仕事は精神的にキツイですし、選ばないほうがいいです。
やりがいで仕事を選ぶのではなく、仕事の作業内容が自分のしたい作業であるかで仕事を選ぶようにしてみてください。
やりがいを求めまくって失敗した20代後半の僕
実は僕はやりがいを求めて転職をしようと思った事があります。
- 業界の憧れと現実のギャップ
- 会社のポテンシャルで理想通りできない
- 結果、やりたいを求めたが失敗した。
- やりがいを求めて転職をするのは注意!
そのときの事をお伝えしますね。お金を犠牲にしたかというとそうではないのですが、やりがいと憧れは違うという事をお伝えしますね。
やりがいを求めて転職活動
ある業界に憧れていて、そこへの転職活動を進めていました。
運よく内定をもらい、未経験なので内定後にある企業に頼み込んで仕事を体験させてもらう事をしました。
「人の役に立ちたい」という漠然とした憧れからその業界に行き、働く事ができればやりがいを感じる事が出来るのではないかと思っていました。
理想と現実のギャップ
ですが、実際はお客様の求めている要望に合う商品が無く、自社で取り扱っている商品は正直おすすめできないところが多かったです。
それにもかかわらず、自社で持っている製品から選んでいただくような業態でした。
そこで思ったのは、理想と現実の違いです。
やりたい事とその会社で出来ることのギャップ
その業界はお客様の人生を左右する様な提案をするのですが、それがお客様のベストな選択ではない事をわかりつつ提案する事がキツかったです。
理想では、たくさんある選択肢から最適なものを提案する事がよかったのですが、その会社ではできませんでした。
それに、お客様の事を金づるとしか見ていなかった社長にも失望しました。
やりがいを求めたがイメージだけだと失敗する
やりがいをイメージや憧れで選ぶ時は理想とのギャップが必ずあります。
なので、やりたい事はその会社で自分のイメージが実現できるか、もしくは自分が能力を発揮できるかで仕事を選ぶべきだと思い経験のあった今の自動車業界に転職する事にしました。
その時に続けていたらどうなるかという事もありましたが、その業界に行くとしたら別の会社で自分の思った提案が出来る会社で働きたいと思います。
憧れの業界に転職して失敗しないために
実際に体験する事が手っ取り早いのですが、なかなか別の業界の仕事を経験する事は難しいです。
なので、別業界に行くならこの様な事を考えてみられると良いです。
- どういう作業をするのか
- その作業を1日、1週間でどれくらい行うのか
- その作業はどれくらいの期間(月、年単位)続くのか。
- 1日の具体的なルーティンはどの様なものか
別業界だとイメージしづらいので、友人に聞いたり、口コミサイトを見るなりして情報を集められると良いですよ。
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