長時間働くことが頑張っている証拠!
すぐに帰宅している人は頑張っていない。
そういう印象になっている会社って意外と多いんだと思います。
残業してると「遅くまで頑張ってるな〜」と言う発言が出る会社がほとんどだと思います。
日本の会社ではこんなかんじで「長時間働く=頑張っている」という構図になってますよね。
それっておかしくないですか?
なぜ長時間働く事を美徳と感じてしまうんでしょう?
今は働き方改革で出来るだけ長時間労働を抑えたいはずなのに、この感覚が抜けないのが日本の会社なんだと思います。
では、なぜ長時間労働が美徳とされているのか、長時間労働をしないためにはどうしたらいいのかなど、お伝えしていきたいと思います。
長時間労働がなぜ日本では美徳とされるのか?
高度経済成長期
一つは高度経済成長期の働き方です
戦後、日本が経済発展を遂げ、世界から信用を勝ち取るに至った背景には、先人たちの惜しみない努力があります。長時間労働も顧みず、粉骨砕身して働いてくれたお陰です。
引用:8時間労働は、戦後の日本を支えてきた先人たちへの侮辱
このように、他の記事でも経済成長の時に必死に働いて日本を成長させたという昔の社会人のイメージが良く、今もまだ長く働く=頑張っているとしてイメージがついているのかなと思いますね。
僕が働いている会社でも、仕事をたくさん抱えて夜中まで仕事をしている方の事を「頑張っている」といわれています。
逆に、ハードな仕事を時間内に終わらせる人は特に何も言われません・・・
体育会系
体育会系ってイメージいいのですが、それも一つ影響しているんじゃないかなって個人的に思うので上げさせていただきました。
体育会系で部活をしていた方ならわかるかもしれませんが、同じ動作を繰り返して動作を体に染みつけさせ上達していきます。
身に着けるには長い時間が必要で、遅くまで居残り練習して身に着ける事もあります。
- 長時間の練習
- 早く上達する
- 頑張っている
簡単ですがこのような構図が成り立つわけです。
部活の目的は上達して試合に勝つ事ですよね。
ですが、仕事の場合も似ているのですが仕事の目的は結果を出すことです。
部活でも効率的に早く上達できればいいですが、時間がかかります。私も長期間格闘技をしているのですが、身に着けるのに時間がかかります・・・
それでも上達しない場合もありますが、努力の方向性が間違っていなければある程度上手くはなります。
こういったこともあり、時間をかける=頑張ってるという構図が染みついてしまうと、仕事でも同じように考えてしまうと私は思うわけです。
早く終わる=楽していると思われてしまう事も
仕事を早く終えて帰宅すると楽していると見られがちなのが日本の会社です。
本当に残念ですが、どんなにハードな仕事でも、短時間でしっかり終わらせれても楽しているように見えます。
僕が今その状態なのですが、距離が離れている部署同士だとそのように感じやすいんですよ。
例えば、東京と大阪の支店で同僚が相手の仕事っぷりを何で見るかと言うと基準がなければ残業時間くらいでしか計る事が出来ません。
いくら仕事内容が激しくても、定時で帰っていたら「あいつは楽している」と見えてしまうんですよ。
残念ながら、残業時間以外に客観的にわかる指標がないとこうなります。
自信を持ってほしい
自分の仕事をとても効率化していたり、ハードな仕事をしっかり時間内に終わらせる人も当然います。
僕もそうなりたくてできるだけ定時で帰れるように仕事を組み立てて業務をしているのでとても気持ちはわかります。
そうやって工夫して仕事をしている人は楽しているわけではないことは本当にわかります。
だって、時間内に工夫して終わらせることって本当に難しいですもんね。
周りから「君はまだ大丈夫そうだね」と言われるかもしれません。
でも安心してください。貴方が本気で頑張って時間を効率化している事は貴方自身が分かっている事ですので。
「君はまだ大丈夫そうだね」とか言われたら、「そんな事ないですよ(笑)」って軽く返すくらいがいいですよ。
長時間労働はプライベートが犠牲になるのでやっぱりおかしい
長時間労働=プライベートが短くなる
長時間労働は帰宅してからの家族との時間が短くなるので僕はおかしいと思う派です。
独身のころは何時になっても大丈夫でしたが、僕は今結婚して家族を持っているので、家族の時間を大事にしたいと思っています。
ですが、長時間労働になるとそれも叶わなくなります。
それははっきり言って嫌なんです。
「仕事だから許される」というのを言い訳にはしたくないんですよ。
だから、長時間労働を何とかして少なくして家族との時間に充てたいと思っています。
少しでも早く帰るために、自宅に近い職場を選ぶという選択肢もありますよ。
みずから長時間労働をしている場合も
逆に、望んで長時間労働をしているケースも少なからずはあるんじゃないかなと思います。
- 残業代が欲しい
- 技術を習得したい
- 家に帰りたくない
- 仕事以外にやることがない(趣味がない)
- 責任感が強すぎる
など、自分で進んで長時間労働をしているケースも考えられますね。
技術の習得のためなど、前向きな居残りもありますが、だいたいはちょっと考え方がずれているように感じますね。
残業代が欲しいという声は絶対あります。
単純に会社員が収入を上げるための方法なので、そうやって自分から長時間労働をしたいという方も中にはいますね。
いいか悪いかは各自の判断になりますが、私は長時間労働はしたくないです。
逆に稼げるなら長時間労働をせずに稼げるような副業をしますね。
休まず働く→効率的に働くに変える
休まず長時間働くことから、効率よく働いて定時で帰れるように考え方をシフトチェンジしてみられるのがおすすめです。
仕事を早く片付ける
仕事を早く片付けるためには、効率的に処理していくことだとサラリーマンの我々としては思うんですよ。
- 繰り返し行う作業はエクセルで自動化する
- 難しい仕事は意志力の強い朝に片付ける
- 頭を使わない作業は午後に行う
- 適度に休憩を入れ脳の疲れをとる
- 開けたメールはその場で処理する
- シングルタスクで作業を行う
- 車移動は避け、電車移動で移動中に作業をする
- メール・エクセルの操作スピードを速くする
など、仕事の取り組み方を工夫して少しでも早く片付けることを意識することで作業時間は思った以上に短縮できます。
まずは仕事時間を短縮する試みをしてみてください!
仕事量を減らす
そもそも無理な仕事量の場合は、なんとか量を減らす努力が必要です。
- 人に手伝ってもらう
- 無駄な打ち合わせに出ない
- なるべくメールで伝わるように心がける(それでもうまくいかない場合が多いですが・・・)
- 今日やらなくていい仕事は余裕がない限り手を付けない
といった仕事量を減らす努力をしてみられるのも大事です。
仕事は増えていくものと考えて、いかに減らすか、効率的にさばくかを考えると自分の業務量を減らすための手助けになりますよ。
一生懸命やっていたら、そうは見えませんのでいらない心配なのですが、周りから見て手を抜いているようには見えないように心がけることが重要です。
人に手伝ってもらうときには特に感謝と丸投げにならないように、気を付けましょう。
まとめ
長時間労働は美徳として見られがちです。
ですが、長時間労働をしてしまうと、プライベートが削られるのでやはり僕としてはしないほうがいいと思います。
ある一定は自分の努力で何とかなる部分もありますので、まずは自分の努力でやれるだけ時間を短くできるようにやってみましょう。
それでも全然だめだったら環境を変えるべきかなと思いますので転職もありかと思いますよ。
転職するならキャリアアドバイザーがいてくれる転職エージェントがおすすめです。
転職も手段の一つですから、視野に入れつつ自分の環境を変えてみてください。
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